2006年5月2日

千葉市長 鶴岡 啓一 殿

千葉市納税者・市民の会
 代表 菅野 泰
市民オンブズちば
代表 漆原 勉
市民ネットワークちば
代表 谷口 多恵
4月29日「事務監査請求に係る個別外部監査の結果報告書」
を分析しあう学習会・参加者一同
(担当者連絡先)電話&FAX043-294-8607川本

事務監査請求に係る個別外部監査の結果報告書について
直接請求者への説明会・意見交換会の開催に関する要望

3月末に公表された「事務監査請求に係る個別外部監査の結果報告書」を分析しあう学習会を去る4月29日市内で開催し、会場ほぼ一杯の70名近くの市民が参加しました。
 今回の学習会などに市の担当者が出席して市民への説明責任を果たすことを事前に求めてきましたが、実現には至りませんでした。
 そこで、4月29日の学習会参加者一同、及び当日の主催3団体から改めて、以下のことを要望いたします。
 また、本要望についての市のご見解について、ご説明を伺い意見交換する場を設けていただくことも併せて要望いたします。

● 要望内容
 3月30日に公表された「事務監査請求に係る個別外部監査の結果報告書」内容について、千葉市は、直接請求者への説明責任を果たすため、請求代表者及び「千葉市納税者・市民の会」への説明、質疑、意見交換の場を設けること。

● 要望理由
1.今回の外部監査は、請求代表者44名、受任者1369名、署名数22091による直接民主制の権利の行使で実現したものであり、直接請求者に対する説明責任を果たすことは、市の責務であること。
2.千葉市納税者・市民の会の4月14日付けの申し入れに対し、4月21日付で納税管理課長から「監査請求に対する見解及び対応は、市民の代表であります議員に対して、議会の場で説明させていただきますので、今回ご依頼のあった件につきましては、出席できませんので御了承願います。」との回答を受け取ったが、以下に記すように、議会への説明が直接請求者への説明を兼ねるものではないこと。
 1) そもそも今回の監査は、間接民主制の機能(議会審議)が十分果たされなかったことからも、徴税事務に関する市民の信頼性の確保を求めて市民が直接請求し実現したものであること。
 2) 4月26日開催され、外部監査結果報告について審議した市議会の総務常任委員会は、市民へは非公開であったこと。
 3) 本件についてその妥当性を詳細に検討するには様々な分野の専門知識が必要であり、議員は必ずしもそれらの知見を有しているとは限らないこと。直接請求者こそ、市の報告、説明の妥当性をより深く分析し適切な指摘を行うことができると考えられること。
 4) 事実、4月29日の学習会で、4月26日に開催された総務常任委員会の報告を議員より受けたが、市の報告や議会の審議内容は、市民に説明責任を果たし徴税事務について市民の信頼を回復するには程遠いものであったことを、学習会参加者は共通して感じたこと。

                         
閉じる