市民ネットワーク「まちづくり通信」52号

ネットの政策提案・その1
足の確保で元気を吹き込むまちづくり

ー千葉市の交通事情ー

千葉市では美浜区のように縦横無尽にバス路線が延びた所もある一方、病院、公共施設に行くにも不便なところもあるなど、交通格差が大きくなっています。また美浜区の中でも、幕張西のように不便な所もあります。

市では「総合交通ビジョン」の策定を進めていますが、市民ネットワークではこんな提案をしています。

#「コミュニティバス」

今までのように住宅街から駅への路線だけでなく、病院、商店、福祉施設、公共施設などを周るコミュニティバスの運行です。多くの人は高齢者になっても、自分の足で歩きながら、公共交通を利用して暮らせるまちに住み続けたいと思っています。それが細部に及ぶコミュニティバスの利用で可能になるのではないでしょうか。

#「カード」

またバス、電車、モノレールを一枚のカードで利用出来るようになったら、もっと便利になると思います。

#「レンタサイクル」

次に自転車の駐輪場対策として、レンタサイクルの活用です。駅を中心に住宅街から駅へ、また駅から高校、海岸や公園へ双方向で利用することで、駐輪場問題の解消にも役立つのではないでしょうか。

#「自歩分離」

また広い歩道を利用して、歩行者と自転車道を色分けなどで分離ができたら、高齢者、親子連れ、障がい者にはより安全になると思われます。

歩く人優先の道づくりはみんなにやさしい街づくりにつながると考えています。(幕張西・秋山敏子)

#2007年統一地方候補予定者決定!

<県政へ>山口晴美(市議2期)
<市政へ>湯浅美和子(市議2期)
<市政へ>秋山敏子(新人)

みんなで応援しよう!
みはまネットスタートの会
歌声とともになごやかに、にぎやかに後援会発足!
とき■11月25日(土)13:00から
ところ■高洲4丁目ロイヤルホスト隣り多目的ホール

とても認められません 17年度決算

ネットを含む17人が反対

山口 晴美

千葉市では、昨年全国自治体の中でも異例な、税金の収納率の書きかえが発覚し、総務省から交付税の返還を求められました。それだけでなく意図的な行為であるとして加算金を請求されました。また、ここ数年、議会などに報告されていた滞納繰越額と滞納オンラインシステムの差異が80億円前後も生じていたことが、個別外部監査報告の結果明らかになりました。

思い起こせば、平成16年1月に元県議の市税免除事件が発覚、市民が会を作り、市税の徴税事務について個別外部監査を直接請求し、議会も全員一致で可決したのでした。1年かけた監査の結果、長年のデータ改ざんが発覚し、今年度やっと正しい数値に修正できたわけです。

#改善に向けた「本気」が見られない

しかし、千葉市は、原因が突き止められないまま、調査を終わろうとしています。

いくら情報公開制度を作っても、不当要求に対応する要綱や公益通報制度を作っても、当局が告発者の保護より組織の保護を優先することが目に見えていれば、恐ろしくて制度の利用はできないでしょう。隠蔽体質を本気で改善する姿勢も見られない千葉市の昨年の税金の使い方=決算はやっぱり承認するわけにはいきません

その他、県では減っている産業廃棄物排出量が、千葉市では30%増と際立って悪化していること、不法投棄件数では保健所設置市57市の中のワースト1であること、介護保険改正や自立支援法導入によって低収入の高齢者や障害者の生活が厳しくなっていることに対する市独自の対応などをもとめました。

また、県が撤退したモノレールのその後についても市民に基本的なデータの提示がなく計画が千葉市単独で進められていくことに反対を述べました。子供ルームや保育所など子育て支援の充実をさらに図る必要性について述べて決算の反対討論を終わりました。

※ 公益通報制度・・・不正が行われていることを内部告発した人が不利益を受けないように定めた公益通報保護法に基づく制度。

県議会報告
やっとこ、さっとこ、障害者条例

今年2月県議会に提出された「障害のある人もない人もともに暮らしやすい千葉県づくり条例」案は、自民党が成立阻止。その後、こんな条例ができると教育現場が混乱し、訴えられる企業が続出するなどという乱暴な議論のもと、継続になったり、提出者の知事自らが取り下げたり、県議会始まって以来の異例の事態となった。

反対する自民党議員も、「障がい者への差別はあってはならないこと」という点では一致。総論賛成各論反対というわけだが、ここにもうひとつ、「反堂本」という要素が加わる。その中心にいるのが「超タカ派・ジェンダーフリー大嫌い」のU県議とY県議。一時はO県議(その後女性記者へのセクハラ事件で辞職)と「反堂本3人組」を組み、女性センター潰しにも活躍した。

U&Yコンビの執念はすさまじく、9月県議会が始まってからも、党内で成立阻止の署名運動を展開。半数の議員が署名し、またもダメかと天を仰いだが、自民党の良識派議員が必死に説得。最終日の朝までもつれにもつれ、ようやく賛成とあいなった。採決のときには、自民4人(もちろんU&Yも)、民主2人が退席。最後まで波乱万丈の条例だったが、成立したこれからが正念場。「違いを認め合う」社会づくりのスタートだ。  (千葉県議会議員 大野ひろみ)

千葉市の「放課後子どもプラン」はどうなるの?

 

湯浅美和子

6月議会で、10月から市内全小学校で始まる「ちばっこわくわくキャンパス」を取り上げたのに引き続き、再び子どもの施策について質問しました。国が提案する「放課後子どもプラン」とも関連し、多くの意見・要望が事務所にも寄せられています。

保護者が働いている家庭等の子どもたちに、「遊びと生活の場」を確保する放課後児童健全育成事業。千葉市では「子どもルーム」とよばれ、現在市内120小学校のうち98校に設置され、おもに1年生から3年生までの子どもたちが利用しています。共働き家庭や一人親家庭の増加に伴い、その役割はますます大きくなり、施設整備や運営の充実と保育の質の確保が求められています。

#早急に時間延長を

ことに開設時間に関しては延長を求める声が各方面から上がっています。現在、保育所(園)の利用家庭では7時から19時または20時までの延長保育を利用しながら、仕事を続ける保護者の方たちも多くおられます。

しかし千葉市の子どもルームは8時半〜18時なので、子どもの帰宅時間までに保護者の帰宅が間に合わない、という状況が出ています。放課後、子どもたちがまきこまれる事件が頻発するなか、保育所(園)を利用している時は仕事ができても、子どもが小学校に入学したら仕事を止めなくてはならない、と悩んでいる家庭も多いのです。

千葉県の調査によれば、開始時間が89時半以降というのは27%、終了時刻が18時までは32%です。終了時刻については7割近くが18時半以降まで開設されており、ちなみに浦安市、船橋市等の学童保育の開設時間は8時〜19時となっています。

要望を受け千葉市でも時間延長に向け検討が始まりました。今回、来年の就学時に間に合う時間延長の決定を求めました。

#放課後子どもプラン

国は「子どもルーム」と「放課後子ども教室(ちばっ子わくわくキャンパス)」の連携を提案していますが、子どもルームの対象児童に対しては現在と同様のサービスを提供することを求めています。また千葉市では、次世代育成の子どもプランの中で、平成21年末までに子どもルームの全小学校区へ整備を目標として掲げ、未設置地区の解消に努めることを第一にしており、両事業が並立した形で進んでいきます。連携については、放課後対策事業の運営委員会を設置し、その中でコーディーネーターの配置や活動場所における連携などを協議していく、とのことです

ほか後の全児童の居場所作りが充実することを歓迎しつつ、大切な子どもルームの役割が守られていくよう求めていきたいと思います。

地域に広がった助け合い

NPO法人「たすけあいこんにちわ」が活動を始めて18年がたちます。千葉市の住民参加型助け合いの草分けです。介護保険のはじまるずっと前、少しずつお金を出しあって、お互い様の助け合い“有償サービス”のかたちで始めました。いわゆる、ホームヘルパーの派遣です。

新検見川駅近くに開いた事務所では、現在、独立型ケアマネージャー事務所「NPOはなまる企画」と同居、介護用品や手作り品も売っています。サービスを提供する登録ヘルパー会員は50人、サービスを受ける会員は90人弱。その7割が介護保険のサービスです。

すぐ隣の空き店舗を借りて「花の輪広場」と命名、ミニデイサービスや子育て支援活動、太極拳などの教室も開かれています。地域になくてはならない存在となった「こんにちわ」ですが、今年4月からはじまった介護保険の改正、そして今年10月からの障害者自立支援法導入で、運営が厳しくなり、新制度移行後は膨大な書類に向かう日々がつづいています。非営利で地域福祉を充実させることを目標にしてきた「こんにちわ」だから、何とかやっていけるとのことです。ただ、介護保険対象外のサービスを提供するスタッフが足りない、と長年「こんにちわ」の運営をしてきた岡野さん。たすけあい活動に参加してくれるボランティアさん募集中です。 (磯辺・岩橋百合)

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#仕事も子育てもしたい!情報交換のつどい

保育所(園)入所について、子どもルームについて
日時▼11月26日(日)15:00 〜 16:30
場所▼高洲コミュニティセンター(予定)
参加費▼無料
要申込▼先着50名
託児▼申込みは11月21日まで
<主催>みはま子育てメーリングリスト
<申込み・問い合わせ> mihama-kosodate-owner@yahoogroups.jp
電話/FAX 043‐278‐5005

#女性センターまつり・講座「再就職・求められる人材と求める職場」

*具体的に何から手を付けたらいいの? 再就職実現のためのお話を伺います 
講師▼有島邦子さん(キャリアコンサルタント)
日時▼12月2日(土)15:30〜17:00
場所▼千葉市女性センター2F創作室
資料代▼300円
当日自由参加(託児可)
<主催>ちば女性会議

#事務所で廃食油回収しています!

環境にやさしい、車の燃料として蘇ります。地球温暖化防止の貢献!

#そろそろ冬支度、今年は何に挑戦しょうかな・・ニットカフェ

11月21日(火)14:00〜
(毎月第3火曜日)みはま事務所にて

#会員募集中!磯辺九条の会結成のつどい =Peace9*Isobe=

会員募集中!
日時*12月8日(金)6:30〜8:30
場所*真砂コミュニティセンター4階ホール
記念講演*小森陽一さん(九条の会事務局長・東大教授)
参加費*500円
主催*磯辺九条の会結成準備会 問い合わせ 渡辺 279‐7538