「認知症の人と家族の会」の取り組みについて

                                  4月9日(金)10時〜12時

<中央ネット事務所で、「認知症の人と家族の会」で二十数年間ボランティアをされてきた方から、会の取り組みについて、ご自身の介護体験も交えてお話を伺いました>

 会では、個別相談の他に、介護する側の人々が現在の困難な状況や思いを語り合い情報交換する場が設けられ、その時に同行した認知症の方々のお相手をしたり、月刊の会報「ぽ〜れ ぽ〜れ」などの発送作業をされているとのことです。
 ご自身が義理のご両親の介護を長年続けられ、物忘れや徘徊、金銭にまつわる不可解な言動、排泄物の始末などでかなり苦労されましたが、当事者になる前からこの活動に関わってきたことで、状況を理解し受け止めることができたとのことでした。現在は介護の体験者として、介護する方の立場がよく理解できるとのことです。当事者や体験者がともに語り合い支え合う取り組みの大切さが感じられました。

 ★認知症については、在宅介護では更にどういうサポート体制が必要なのか、入所施設についてはどうかなど、多くの課題があります。

 ※社団法人認知症の人と家族の会<旧呆け老人をかかえる家族の会>は、1980年京都で発足した認知症に関わる当事者を中心とした全国的な唯一の民間団体です。全国43都道府県に支部をもち、国際アルツハイマー病協会(本部:ロンドン)に加盟しています。1999年度の保健文化賞を、2000年度には朝日社会福祉賞を受賞しています。2004年には国際アルツハイマー病協会の第20回の国際会議を京都で開催しました。認知症の人本人、介護している家族、認知症の介護に携わっている専門職、認知症に関わる医療職や研究者、認知症に関心のある人、ボランティアなどが会員で、以下の活動を行っています。

 ★会報【月刊:ぽ〜れぽ〜れ】の発行・電話相談・認知症に関係した調査研究・啓発活動(世界アルツハイマーデー等)
                       【認知症の人と家族の会 ホームページより】
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