「み・まも〜れ幸町」訪問 



 4月30日、2002年1月にオープンした幸町2丁目高齢者等見守り支援センター「み・まも〜れ幸町」を訪問し、千葉市高齢福祉課職員で県社会福祉士会の方、主任相談員さん、訪問員(ヘルパー)さんと一緒に話を伺った。
 URの管理センターの1室を借りて(580円/m2)約2万円/月。長机とパイプイス、電動自転車も置いてあり、ふらっと立ち寄り、相談やおしゃべりするにはちょっと殺風景な様子。
 国の3ヵ年事業として補助金を受け、千葉市が「千葉県社会福祉士会」に委託。社会福祉士が週5日常駐。 訪問員を週3日配置し、6名のプロジェクトメンバーが2人のバックアップ体制を作っているとのことでした。
 地域実態調査のためのアンケートを実施。(5700枚配布。朝日新聞無料折込2000枚. 1500枚戻り、28%。独居高齢者28人から返事があった。ボランティアは70名。
地域に独居等で見守りが必要な人が570人ほどいる)。3自治会と地区民生委員協議会の協力を得ている。自治会の会報にも載せてもらったとのこと。




<事業内容>

 ・「高齢者等のなんでも相談」保健や福祉に関することや、生活のお困りごとの
   相談関係機関の紹介。

 ・「見守り」地区内の一人暮らし高齢者などを見守るための、見守り支援メニュー
  (安否確認等)を開発。

 ・「買物支援」近くの宅配サービスの情報提供。利用のサポートも。

 ・この他、地域のニーズに応じ、メニューを考えていく。



<現況(3月まで)>

 相談・訪問は、延べ40件。25,6人。チラシの効果があって、ふらっと立ち寄る人もでてきた。お米を運んだりするために、電動自転車を用意した。
 3つの自治会があるが、独自の介護サービスをしている。月数件、400円/30分(2人で)。
 スーパー(マルエツ 1000円以上の買物があれば100円で配達)、や生協の宅配もあり、バスに乗れば、ジャスコにも行ける。不便な場所ではないようだ。
 一人暮らしでも家族が千葉市にいて、すぐ来られるという人が多いそうだ。
 無料ならと言う人は多い。
 漏れなく一人暮らし高齢者の見守り(月1回は無料)をするには、(要見守り570人)ボランティアが見守りをすることは必須。5月の民生委員の実態調査の折に、個人情報をボランティアも共有するための「同意書」とチラシを持って回ってもらうことにしたそうだ。
 地域のつながりを作るにはどうしたらよいかアンケートした。階段を通しての付き合いを復活しようとしたが、コミュニティが作りにくい環境。



<課題は>

3年後に、自主財源で事業が継続できるか? 
この地域の現況からも、有料にできるニーズをどのくらい探れるか?
地域包括センター(あんしんケアセンター)も3年目だが、圏域が広すぎ、事業が増えて手一杯。地域包括支援センターの地域版(小地域型)として位置づけ、千葉市からの委託事業にすることも検討していくべきと思う。
 
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