中核地域生活支援センター がじゅまる 聞き取り調査
日時 2009年9月4日
中核地域生活支援センターの事業
・地域総合コーディネート事業・相談事業・権利擁護事業
<質問>
- 1.施設・スタッフ
○担当地区:市川地区(市川市、浦安市) ○法人名:社会福祉法人一路会
○所在地:市川市大洲1-14-4 東洋荘101 ○電話:047−300−9500
○7人(母体の社会福祉法人一路会:知的障害者通所施設から、ほっとハートから、
精神障害関係の施設から、など専門職)
- 年間経費
・委託額 2,500万円
・法人はグループホーム支援事業も請け負っている(500万円)
- 相談件数 (別資料あり)
項目 |
17年度 |
18年度 |
19年度 |
20年度(見込み) |
総数(件) |
5,490(457/月) |
5,218(434/月) |
7,449(620/月) |
6,649(554/月) |
新規実数(人) |
112(9.3/月) |
99(8.2/月) |
110(9.2/月) |
116(9.6/月) |
訪問(件) |
1,059(88/月) |
1,314(109/月) |
1,732(144/月) |
2,186(182/月) |
- 相談内容
- 高齢者に関する相談は、包括支援センターで受けているので、ない。
- 福祉のサービスを受けられない人、福祉サービスの対象者なのに受けていない人、境目のところにいる人たちに対する支援をおこなう。
- わずかな障害、障害とわかりにくい広汎性発達障害などを持つ人たちは、支援対象になりにくい。出前ができるのは中核だけなので、各機関と協力して支援を考える。
- 子どもの問題で相談が始まり、障害や虐待の絡んだ問題も。
- 消費生活センターから借金問題のケースも、家族の障害が関係していることも。
- 不登校支援。
- 連携している機関・地域の団体・人など
- 浦安市役所、市川市役所、司法事務所(借金の問題)、福祉事務所、児童相談所、病院、他の中核センター
- 関係者会議を持ち、精神障害(統合失調症、アスペルガーなど)の場合、薬の効かない、幻聴がある、会社で空気が読めない、勤まらない。障害者手帳交付につなげる。
- 苦労していること・困っていることなど
- 市川市とは持ちつ持たれつで、関係者会議で、どこも引き受けない支援を、中核で埋めていく。その部分の引き受け手がないと、話が先に進まない。
- 金銭の管理(通帳・現金を預かる)・車の使用(同乗して移動)は法律上は認められておらず、厳しいが、シェルターについても必要に応じて支援する。(法人内に施設があるので、頼み込むことができる。).
- 地域の中で、継続して生活支援が必要なことが多い。半年たって、またかかわり始める。
- ネットカフェ難民の東京都民。
東京の福祉事務所、保健センター、障害福祉課、・・・生活保護を受けられるように。根回しして、対応する。社会制裁を受けないで、家賃滞納など生活保護費から差し引く。そのためには本人の同意が必要。むずかしい問題。
- 担当地区(市川市・浦安市)以外の地域の支援でも、これまで、協力いあった機関からの要請には応えるようにしているが、その地元の行政に親身に対応してもらえない。支援しやすいように市川に当事者を連れてくることもある
|